追い風にも逆風にも、私は舞う
その風は追い風か 理想を突き放す逆風か
受け止め 受け流して しなやかに したたかに
踊るのさ Get the groove
― 福山雅治『Get the groove』より
福山雅治兄さんのこのフレーズ。
力強さと柔らかさ、その両方が同居していて、心に深く残っています。
「風」って、外から自分に向かって吹いてくる“言葉”や“態度”のようなもの。
受け取り方ひとつで、それは「追い風」にも「逆風」にもなるんです。
ネットでは「スルースキルが大事」なんて言われたりもしますが、
私はこの言葉に出会ってから、ただ我慢するんじゃなくて、
“しなやかに受け流す”感覚を少し掴めた気がしています。
飲み会という“風の渦”で
私はお酒が大好きです。
だから、飲み会もできるだけ参加したい派。
でも、お酒が入ると、特に仲のいいチームでは「イジり」が発生しやすいですよね。
それが自分に向けられたものであれ、他のメンバーに対してであれ。
もちろん、それに悪意があるわけではないと分かっています。
むしろノリの一環として、笑えるイジりもたくさんある。
でも、時にはちょっとモヤッとする瞬間もあるんですよね。
そんなとき、私はこっそりこの言葉を思い出します。
受け止め、受け流して、しなやかに、したたかに。
その場の空気を壊したくはない。
でも、何でも真に受けてたら、自分がしんどくなってしまう。
だったら、自分の都合のいいように受け取ってしまえばいい。
風に舞うように、空気に乗って“踊る”んです。
追い風にも、逆風にもできるのは――自分。
この言葉は、“風”との付き合い方も教えてくれました。
人の言葉や空気、時には攻撃のように感じる出来事でさえ、
捉え方ひとつで「追い風」に変えられる。
だから私は、与えられた言葉を自分の都合のいいように解釈します。
たとえそれが皮肉っぽく聞こえたとしても、
「これはネタとして美味しい」
「これは自分を磨くための石だ」
――そうやって勝手に変換して、笑いにしてしまう。
風に負けないためには、逆らうよりも、うまく“泳ぐ”こと。
しなやかさを失わないことが、実は一番の強さかもしれません。
人の言葉に一喜一憂して、クヨクヨと足を止めるな。
立ち止まるのなら、その言葉にノッてやれ。
そのステップは、風に舞うための魔術だ。
Let words be the wind. And the Ark sail.
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