悪魔達が示す、終わりなき序章
今も続くPrelude
ずっと目指すものは”NEXT IS THE BEST!”
― 聖飢魔Ⅱ『Next is the Best!』
聖飢魔Ⅱのこの言葉を耳にした時、私は自分の慢心に気づかされた。
「Prelude(序章)」とは、始まりにすぎないものだ。しかし彼らは、デビューから幾年を経てもなお「終わらない序章」を生きている。
熟練の悪魔達がなぜ未だに「プレリュード」と言い切れるのか。そこに潜むのは、慢心を決して許さぬ強靭な哲学だ。彼らは過去の栄光に安住せず、常に「次」を欲する。しかもただの「次」ではない。
――“NEXT IS THE BEST!” つまり、「次に作るものこそ最高である」という宣言である。
Betterではなく、Bestを求める心
振り返れば、私は長らく「Better=より良く」という気持ちで仕事をしてきた。昨日より今日、今日より明日。それは誠実な姿勢であり、成長を支えてくれる基盤でもある。けれど、その積み重ねだけでは足りないのだ。
Betterは「改良」だ。しかしBestは「革新」だ。「少しずつ改善する」のではなく、「次の一歩で最高を塗り替える」という心意気。この差は小さなものに見えて、実は途方もなく大きい。そこには勇気も覚悟も必要だし、ときに地獄を味わうことすらあるだろう。
だが、聖飢魔Ⅱはその困難を笑う。「立ち止まるならば堕ちろ」とでも言わんばかりに。恐ろしいほどの前進の哲学が、このフレーズには込められている。
日常に落とし込む「NEXT IS THE BEST」
私もまた、これからは「Betterで満足する」自分を塗り替えていこうと思う。昨日より良い今日を生きるのではなく、「昨日を越える最高の今日」を作り出す。そしてその先に待つ未来も、また新たなBESTで塗り替えていきたい。
悪魔達の序章は終わらない。ならば我々人間の物語も、常に始まり続けるのだろう。終幕を恐れるのではなく、新たなBESTを創り続ける限り、序章は永遠に続く。
Soulのそよ風
あなたにとっての“NEXT IS THE BEST”は何だろうか?その答えを追い求める者だけが、終わりなき序章を進める。
さあ、次のBESTを創れ。
進まぬ者はここで地獄に堕ちるだけだ。
Let words be the wind. And the Ark sail.
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