現状を打破する魂

現状を打破する魂

ロックの精神は壁を壊す事だ
― SoulSmith『航路』より

唐突だけど、高市早苗さん、総裁選勝利おめでとうございます。
政治の話はあんまりしたくないんだけどね……。
でもプロフィールに「ヘヴィメタル好き」とあって、つい親近感がわいてしまった(笑)
メタルもロックの延長線上――つまり、壁を壊す音楽だ。

今日はその“ロックの精神”について、少し語らせてもらおう。

ロックってのは、もともとブルースから生まれた音楽だ。
ブルースは、奴隷として生きた人たちが、悲しみや孤独を歌に変えて、
「俺はここにいる」と叫んだ音。
その叫びが、やがて“壁をぶち壊す音”に変わっていった。
そうしてロックは生まれた。

つまりロックの魂は、「この壁をぶち壊してやる」って気迫そのものなんだ。

けどな、ただ「壊してやる」と暴れりゃいいってもんじゃない。
何を壊すのか、誰のために壊すのか――。
それを知らずに拳を振り上げたら、壊しちゃいけねぇモンまで壊してしまう。

ロックの本質は、“壊すこと”じゃない。
“何を壊すか、どう壊すか”を見極めることだと思う。

奇抜な格好して、反社会的な歌を叫ぶだけがロックじゃない。
「今のままでいいのか?」って、自分に問い続けること。
「満足してしまったら、それはもう死んでるのと同じだ」――。
その危うさの中で、前に進もうとする意志。
それがロックの精神なんだ。

だから、壁を壊すってのは、
他人を叩くことじゃなくて、自分の殻を割ることでもある。
痛みを抱えながら、それでも“向こう側”に進もうとする力。
現状を壊し、次の時代を切り拓いていく――。

そうした精神を、高市さんも内に持っておられるのではないかと、勝手ながら感じている。

変わるのは怖い。
誰だってそうだ。
けど、安定ばかりを求めすぎると、
他人の益になると分かっていながら保身に走ったり、
自分の利権を守るだけの側に回ってしまうこともある。

壊すべき壁を見つけたなら、どうせなら仲間ごと連れて行け。
地獄の先でも、天国の手前でもいい。
誰かと一緒に進めるなら、それがきっと正しい道だ。

Soulのそよ風
壊すべき壁は、ちゃんと見極めないとな。
一枚先は地獄か、はたまた天国か……。
一番大事なのは「仲間と一緒に進めるかどうか」だろうな。

Let words be the wind. And the Ark sail.

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