知識がくれる心の栄養
「日本における野生動物のネコは
イリオモテヤマネコとツシマヤマネコだけだ。」
――漫画『全部救ってやる』より
最近集め始めた漫画から得た知識です。動物を題材にした漫画は決して多くはありませんが、私にとってはとても大切なジャンル。この作品では、街にいる野良ネコは「人間の都合でホームレスにされたネコ」なのだという事実を教えてくれました。
ちょうどその頃、ツレと一緒にダイエットのために歩き始めていました。帰り道でよく見かける近所の野良ネコがいるのですが、その子がまた本当に可愛い。模様がまるでヘッドフォンのインカムを付けているようで、黒毛が口元まで広がっているユニークな顔つき。思わず足を止めてしまう存在感があります。
その可愛さに癒される一方で、「この子もホームレスなんだ」と思うと胸が少し痛みます。だからこそ、地域の一員として見守っていきたい──そんな気持ちが自然と湧いてきました。
ここでふと考えるのです。
あなたの知識は、ただの雑学で終わっていますか?
それとも誰かを思いやるきっかけや、行動につながる力になっていますか?
漫画から得た小さな知識が、「可愛い」という一瞬の感情を越えて、考え方や視点を広げてくれる。それはとても尊いことだと思います。ほんの一つの言葉や知識でも、心の奥に風を送り込み、ものの見え方を変えてくれるのです。
知識が広がれば感じ方も変わる。感じ方が変われば行動も少しずつ変わっていく。そしてその積み重ねは、自分自身の心を確実に育ててくれる──そう感じます。
あなたは今までに得た知識を、どこまで広げて使っていますか?
それは誰かの心を癒す風ですか? それとも自分の中で眠っているだけの石ころですか?
だからこそ、私は得た言葉を一つひとつ大切にしていきたい。
知識(言葉)を得て、心を広げる栄養にしよう。
Soulのそよ風――
お前が得たその知識は、埃をかぶった本棚の飾りか?
それとも誰かの心を動かす刃か?
選ぶのはお前だ。
Let words be the wind. And the Ark sail.

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