ネガティブ思考との決別の呼吸
悲観主義者とは、
ドーナツの穴に目を向ける人たちのこと。
――ひすいこうたろう著『3秒でハッピーになれる名言セラピー』より
このブログでは、前向きな言葉で進めるように、読んだ人の背中を押せるようにと思って書いています。ですがその裏を返せば、私自身がけっこうなネガティブ思考の持ち主なんです。だからこそ、自分にない言葉に惹かれたり、感銘を受けたりするのかもしれません。
「持っていないものに惹かれる」というのは、よくあることですよね。それでも前へ進むために、今回はあえて“ネガティブ思考”という言葉をテーマにしてみました。
この本を読んだのはずいぶん昔で、今ではどこにいったのかもわかりません(笑)。それでも、この言葉だけはずっと心に残っています。ネガティブになりそうなとき、ふっと頭に浮かぶんです。
「自分は今、“何もない穴”を見つめてるんだな」
そう思えると、一呼吸おいて、少し冷静に物事を考えられるようになりました。その瞬間、まだ前向きになれてはいないけれど、“ネガティブ思考”の濃度を少し薄めることができている気がします。
結局のところ、ネガティブ思考なんて「悪い妄想」でしかないんですよね。その妄想を手放してしまえば、自然と心が軽くなります。気が楽になれば、「良い妄想」が浮かんできて、そこに気持ちを向けられるようになる。
いきなり「前を向け!」じゃなくて、
「ちょっと一呼吸おいてみよう」――そんなふうに寄り添ってくれる、私にとってとても大切な言葉です。
Soulのそよ風
悪い方向を見つめていると、どんどんそっちに流されるぞ。
今は、向きを変えるタイミングをつくるときだ。
良い方向へ向けるまで、ゆっくりでいい。
Let words be the wind. And the Ark sail.

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